バッグ購入後の修理&メンテナンスについて
バッグが壊れてしまってから修理に出してももちろん問題ないですが、壊れる前の前兆を知っておくことでいろいろとトラブルを避けることができます。
ファスナー
バッグの修理の中ではファスナー周りはやはり修理依頼やトラブルが多い箇所になっています。
ファスナー周りにトラブルが多い理由はいろいろあります。
主な理由はファスナーは一度に何回も開け閉めをすることと作りが複雑なためです。
ファスナーの調子が悪くなって来たら下記の項目をチェックしてみてください。
- スライダーの滑りが悪い
- スライダーを閉めても、ファスナーが開いてしまう
- コイル状のファスナーエレメントに毛羽立ちがみられる
上記の症状が出て来たら修理が必要な可能性が高いです。
また一部のファスナー関連の不具合については職人が実際に見ないと修理が必要か判断が付かないケースもあります。そういった場合は実際に店舗にお持ちください。
革バッグの汚れや色落ち
夢工房ではバッグの定期的なクリーニングをお勧めしています。
皮革素材のバッグの場合は革が汚れやすい夏の終わりがおすすめです。
根革・PPテープ・革パーツ
根革も修理のご依頼が多いパーツです。
根革とはショルダーベルトを取り付けたりする部分の根本になります。


特にヴィトンなどのバッグでの修理依頼が多く定期的に状態を確認する必要があります。
劣化している場合は革にひび割れがみられることがよくあります。そういった場合は切れる可能性が高い状態ですので、早めの修理をお勧めしています。
また一か所根革が劣化している場合はもう一方の状態も確認ください。
バッグの金具
バッグについている金具も修理が必要なの?と思われる方も多いかもしれません。
頻繁に使われるビジネスパーソンの方のバッグなどは金属パーツも壊れることがよくあります。
特に壊れるのがナスカンや錠前と呼ばれるバーツです。


また女性用のバッグですとバッグのマグネットなどが外れてしまうことがあります。
ナスカンやDカンの一部がすり減っているのが目視で確認できるようになって来たら、交換の目安です。
完全に壊れてしまう前に交換するのがベストです。
またお財布のバネホック金具も壊れやすいパーツの一つです。オスメス同時の修理をお勧めしています。