加水分解したスニーカーの修理事例
スニーカーのソールは、加水分解によりボロボロになることがよくあります。
ウレタンゴムやポリウレタン樹脂は耐摩耗性に優れていて、ソールの素材としてよく使われますが、デメリットとして加水分解による経年劣化が問題でもあります。
加水分解した素材を復活させることはできず、ソールを交換修理することとなります。
今回の修理は、加水分解してソールが割れてしまった、フェラガモのスニーカーでした、加水分解しないスポンジ素材で、修理いたしました。
このスニーカーは、デザイン的に修理が困難な作りになっています。ソールが反りあがったデザインはよくあり、今回のスニーカーもカカト部分にソールが反りあがっているデザインでした。ソールを剥がすとカカトのアッパー部が写真②のようになってしまい、ソールで仕上げるのは困難な為カスタマイズして、除去した後はアッパー部と違和感の無いよう皮を縫い付けて仕上げました。
今回の事例は、夢工房横浜ランドマーク店でお受けして、仕上げた事例です・