ビニール傘と修理の関係

年間約5000万本ほどが作られ消費されていくビニール傘。日本のホワイトローズ社が発案し、日本は世界一の消費国だ。ビニール傘は100~1000円ぐらいの値段でそのほとんどが修理されず、数回の使用の後、廃棄される。

また、ビニール傘は分解が困難であるという短所もある。高級傘は、強力に接合されている手元(ハンドル)と中棒(中軸)こそ分解困難であるものの、その他の部分は分解可能であり、修理や廃棄時の分別が容易である。これに対し、ビニール傘のほとんどは上ロクロから陣笠にかけても強力な接着剤で固定されていて分解修理が不能であり、廃棄時の分解分別も困難なので、ビニール傘はそのままの形状で使い捨てられることがほとんどである。また、スチール部品である各骨の形状なども複雑で、ゴミ処理施設の金属分別過程や焼却過程でしばしばゴミ処理機器を詰まらせて処理ラインを停止させる要因ともなっており、各自治体とも金属部品の再利用や樹脂部品の焼却処理は行わずに殆どを無処理で埋立処理しており、環境に悪影響を与えるやっかいな廃棄物と捉えられている。[1]

つまり再生可能性という観点からみて数々の難点がある:

  1. 販売価格が安価であるため修理しない
  2. 修理したとしても全体的なつくりが弱いため、
    長期の使用に耐えない
  3. 分解が困難であるためパーツの再利用ができない
  4. ”3”と同じ理由で焼却もできない

修理も、分解での再利用さらには焼却処理もできないビニール傘は毎年何千万本も埋め立て処理される。ビニールのレジ袋にセンシティブな日本人はことビニール傘については無関心なようだ。

脚注

1.http:// ja.wikipedia.org/  ビニール傘の歴史、2014年8月11日閲覧